RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)。
パソコンの操作を記憶して、かなり自動的にオペレーションをするソフトウェア・ロボット。
Excelで言えばのマクロのようなもの。パソコンの殆どの機能に亘って自動オペレーションするソフトウェア。
国産(日本製)のRPAツールが、いくつものソフトウェア会社で、それぞれ開発されていることがわかった。
経理の月末処理や期末処理などは、定型的でかつ短い時間で実行しなければならない業務なので、RPAは最適であろう。
単調なパソコン作業にも広く適用が進んでいる。
OCR(文字を読む機械)と連動したり、気象庁のWEBサイトを参照して天気情報を得て処理に反映させるような操作をRPAにさせている例もあるようだ。
業務スピードの向上と、作業の効率化が図れる。
その他定性的な面では、ミスを減らす、社員の精神的な負担の減少、不正対策(セキュリティ向上)、などの利点がある。
RPAは基本的にプログラム開発ではなく、業務ユーザーのパソコン操作をRPAに記憶させ、それを手直しして行く。
プログラムでの開発より開発は容易にできる。開発後の保守・運用も容易である。
一度仕事を教えたらすぐに記憶し、残業代も請求せず、黙々と正確な仕事を続ける。そういう有能な、そして実にイヤな後輩がRPA君なのだ。
RPA君から、
「先輩。あなたに人事部から解雇通告が来ていますのでお知らせしますね。」
などというメールが来たら、ほんとうにイヤだね。